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小説『彼女について僕が知っている二、三の事柄』

彼女は僕を創造した。彼女は僕に世界の眺め方を、文学の読み方を、映画のショットについて、そしてそれらについての批評を、ジャズとクラシックの愉しさを、落語の深さを__かつてフランス人にとっての教師がサルトルであったように、彼女は僕の全てであっ…

ニコニコのブロマガからデータを引っ越した

サービス終了に伴いデータをこっちに移しておいた。それにしても痛いな俺のブログ~

近況報告~フーテンになりました~

お久しぶりです、にくまんです。ニコ生放送をしなくなってから数か月、特に何か劇的な変化もなく、ただ平和な日常を楽しんでいます。 今の僕は俗に言う「ニート」そのものなんだけど、「フーテン」って言えば少しかっこいい響きになりません?そんなことない…

【書評】子は親を救うために「心の病」になる

親父がアスペっぽいのと暗い学生生活を過ごした私は度々メンヘラ本を読むのですが、今回書評する「子は親を救うために『心の病』になる」はタイトルのインパクト、内容に普遍性が備わっている、著者が精神科医。この三点で購入を決めました。 本書は診療での…

権力で人は簡単に変わってしまうんやなって

先日、日曜深夜のドキュメンタリー「NNNドキュメント」(日本テレビ)内で防衛大学校が取り上げられました。普段は30分の番組ですが、テーマがテーマなだけに一時間の放送。 NNNドキュメントは「吉崎オリィ」氏によるロボットを使った孤独の解消が最近では記憶…

創作における「ループもの」について

ループもの、好きですか?僕はあまり好きではないです。世界を改変すればする程事態は悪化するけれど、ラストで結局救われるってのが気に食わないんですよね。 主人公が平行世界に取り残される、というBADエンドも出発点の世界を救っていたりするので、本当…

感動ポルノ「アイ・アム・サム」を観て吐いた話

アイ・アム・サム 今月の頭にBS12で放送された「アイ・アム・サム」の録画を消化したのですが、胸が気持ち悪い空気でいっぱいになってしまったので、ここで吐き出せさて下さい。前知識としては、障害がテーマらしい、ネットでの評価が高い(yahoo映画4.2/5)と…

映画「若おかみは小学生!」考察 何故おっこはメンタルが鬼強いのか?

若おかみは小学生! SNS上で本作が話題になり始めた頃、新宿バルト9での上映は一番小さいスクリーンで午前の一上映のみと、鑑賞が非常に困難でしたが、ふとHPを確認するとドでかいスクリーンで一日六回の上映に増えているではないか。これは足を運ばない理由…

音を立てたら死ぬけど、子作りはするぜ! 映画「クワイエット・プレイス」レビュー

クワイエット・プレイス 「音を立ててはいけない」という設定が面白そうだと公開前にSNSで話題になったものの、いざ公開されるとイマイチ盛り上がりに欠けるという、謎の現象が起きた映画。 実際、客席も3割程度しか埋まっていませんでした。 最近では「カメ…

最強の16歳 メンヘラ家出少年の実話「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 主演:レオナルド・ディカプリオ(フランク・W・アバグネイル・Jr) トム・ハンクス(カール・ハンラティ) 監督:スティーヴン・スピルバーグ この映画は主人公フランクの自伝小説が原作なのですが、実話だとは到底思えない…

目指せ放課後ティータイム!

中途半端な時間に昼寝をしてしまった僕は、未だ寝つけずにいた。モニターのか弱い光に囲まれながら、天井に張り付けたダノター城を眺めるのは実に気持ちが良い。 ものおもいにふけていると、ふつふつと浮上してくる深層心理。そうだ、ブログを書こう・・・ …

ステイサムが素手でサメと戦うのが面白すぎた「MEG ザ・モンスター」

MEG ザ・モンスター 正直僕は予告編を観た限り、「ジオストーム」のような映画だと思っていましたが、概ねその通りでした。しかし、違うのはネットでの評価。 ジオストームが3.7に対し、MEGは3.1。MEGの低評価レビューをざっと確認した限り、「中国が舞台、…

成長とは

今日も、良い意味で言動や行動が同年代と比べて少し大人びている、と褒められた。正直生きていて褒めれられることはそうそうない分悪い気は全くしないのだが、違和感を抱くのは毎度のことである。 僕は本当に子どもだとつくづく思う。まるで自分の人生を他人…

泣き虫な僕

僕は昔から泣き虫だったなぁ今日バイト中にふと頭をよぎった。退屈な作業の最中には、そんなどうでも良いことでも暇つぶしになるものだ。 小学生や中学生の時、先生に怒られると僕は泣いてしまうタイプだった。友人と教室で立たされる中、どれだけ涙腺を踏ん…

掃き溜め

NNNドキュメントで「吉藤オリィ」氏が特集されていた。彼は元ひきこもりだったが、高校時のロボット大会での優勝をきっかけに学校に通い始め、現在は孤独を解消するための研究をしているそうな。リンク 正直嫉妬した。彼はVTRを観る限りとてつもない人格者で…

エロ同人誌と映画から学ぶ「罪悪感」

今回は夏コミケで購入した天才LO作家猫男爵先生の新刊「雨音を数えるように」と、最近視聴した映画「グラントリノ」の共通テーマが「罪悪感」についてだったので、ここで考察する。 猫男爵先生の新刊では、艦隊時雨(実は艦これ知らない)が提督と結婚するが、…

永い言い訳

前々回のブログで僕は「人生は妥協の連続だ」と書き綴ったが、それは単なる自分への言い訳でしかないことが今日判明した。裏を返せば、今の今までそう信じ続けていたことになる。 何故そう考え方が変化したか。それは、「頑張っている人」を応援する人が大勢…

バイト中にガラス片で薬指を切り、流血した話

連日の猛暑のせいか、胸焼けのような痛みが纏わりついている昨今。深呼吸をしても痛みは治まらず、埃やダニを掃うにも私が倒れるのが先だろう。皆さんは、いかがお過ごしですか? 最近始めたスーパーの品出しバイト。いつものように自転車を走らせ、タイムカ…

優しい嘘

僕は嘘つきだ。弟からは、嘘をつくのが上手いと褒められるが、僕は顔に出てしまうタイプなので、嘘をつく時には「話の筋に合わせる」ことを意識している。例え不利な状況になっても、一度受け入れ流れに乗り、話のペースを乱さず、相手を信用させる。 僕は今…

心が折れそうな時は、映画「きっと、うまくいく」を観ましょう。

最近の僕の心は、曇り空だった。逃げ続けていたツケが、ついに回ってきてしまったのだ。 すしざんまいでまぐろざんまいを食べながらも、僕は涙が止まらなかった。トイレの個室に退散するや否や、理性のタガが外れ、号泣してしまった。惨めな僕を、少しでも慰…

心の靄

いつからだろう 心に靄が張り詰めたのは目を閉じれば、雨音すら聞こえてくる明けない夜はないが、晴れない靄はない横になれば、僕を取り巻くピアノの音色丑三つ時になると鳴り響く、僕のアラーム僕を取り巻くその音色は、確かに共鳴している 取り憑かれた僕…

俺がバイトをバックレて、制服を送り返した時の話

漫画版「君たちはどう生きるか」の中で、「そういう苦しみの中でも、一番深く僕たちの心に突き入り、僕たちの目から一番つらい涙をしぼり出すものはーーー自分が取り返しのつかない過ちを犯してしまったという意識だ。」「自分の行動を振りかえってみて、損…

消化不良

小学三年生を殺害した犯人が、最近捕まったそうだ。事件から14年経過していて、容疑者は別の事件で服役中だそう。 ニュースをなんとなく見ているだけでも、容疑者の無職率は高いと感じる。僕はこの無職が非行に走ってしまう原因が、「消化不良」にあると考え…

囚われたがりの僕ら

バイトを辞めてから、早一ヶ月が過ぎる。辞めたのは正しい決断だったが、かといって今の生活が以前より充実している訳でもない。そんな、憂鬱な日々を送る僕の話を聴いてくれ。 これは僕だけかもしれないが、案外人は「囚われたがり」なことに気が付いた。以…

打ち上げに参加したかったけど、参加しなかった男。

先日、知人らとの打ち上げに参加することになった。結果から言うと、行かなかった。かといって、参加したくなかった訳ではない。正直、7割位の気持ちで行きたかった。それでも僕は、反対方向の電車に乗っていた。 打ち上げの前に、みんなで集まることになっ…

Amazonプライムビデオで今観ておくべき映画BEST10

・初めに Amazonプライム会員なら無料で見ることが出来る映画を紹介しますが、対象作品は一定期間ごとに入れ替わるので、それを込みで考慮したランキングとなっております。(2018年5月6日付)10.グーニーズ リンク スピルバーグが制作総指揮を務める、80年映…

実はYoutubeで映画レビューを始めていました。

https://www.youtube.com/channel/UCrCSP1WN_iFtOHlkIeOTIlA再生数が少ないので、助けてください・・・^^;;

HUGっと!プリキュアの人間ドラマが素晴らしい理由

最近女児向けのアニメ鑑賞に没頭している私だが、HUGっとプリキュアは近年稀に見る素晴らしいアニメだと思う。 プリキュア自体ちゃんと見始めたのが前作のアラモードからなのだが、今作では繰り広げられる人間ドラマが実にリアリティがあり面白い。 ここ数話…

ラジオの没投稿

SS

今日も疲れたわ~、新社会人マジパネぇ。てか先輩マジうぜえ。エロ動画観てシコって寝よ。 ブリッッツやっべ、完全にやからしたわ。イヤホンのゴム飛んだ。ベットの上で。マジふざけんなし、どこにもねえ。ティッシュと埃しか出てこねえ。あとテンガエッグ。…

新田にくの憂鬱

「幸せよりも悲しみを、安らぎよりも苦しみを追い求めているのだ」これは、映画「乱」での1シーンだ。 本当にその通りだと思う。しかし、僕が思う人々が悲しみを求める理由は、黒澤明とは異なっているかもしれない。 僕はヒューマンドラマが好きだが、ネガ…