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心の靄

いつからだろう 心に靄が張り詰めたのは

目を閉じれば、雨音すら聞こえてくる

明けない夜はないが、晴れない靄はない

横になれば、僕を取り巻くピアノの音色

丑三つ時になると鳴り響く、僕のアラーム

僕を取り巻くその音色は、確かに共鳴している

取り憑かれた僕は、ただ嗜むばかりで

 
それは引き寄せられた磁石のよう
 
エクソシストでもない限り、切り離せないだろう
 
今も変わらず鳴り響くその音色は
 
僕が奏でているだけかもしれない
 
鳥のさえずりと共に、眠りにつく
 
鳩と迎える朝は、心地が良い
 
君の横顔が見れないのは、残念だけどね